今やTV番組でも取り上げられている「NFTアート」。
Twitter上でも話題になっていましたが、そもそもNFTアートとは何なのでしょうか。
今回はNFTアートについて見ていきます。
目次
NFTアートとは?
NFTアートとは「NFT技術を使ったデジタルアート」のことを指します。
NFTは「Non-Fungible Token」の略称で「非代替性トークン」と呼ばれています。
唯一性を持ったNFTを活用しており、デジタルアートとしては価値がどんどん上がっているものもあります。
NFTとは?
そんなNFTアートに使用されているNFTとは「Non-Fungible Token」の略称で「非代替性トークン」です。
NFTはデータ管理にブロックチェーンという技術を活用しており、改ざんができません。
そのためデータに「唯一性」を持たせることができ、他の仮想通貨や現金に代替することはできないのです。
NFTアートが注目されているのは何故?
しかし何故ここまでNFTアートが注目されているのでしょうか。
NFTアートが注目されている理由についてご紹介します。
NFTの市場規模が拡大している
NFTアートは2021年になり市場が一気に拡大しています。2021年第二四半期のNFT市場は2020年第二四半期のNFT市場と比較すると約35倍もの成長を見せています。
第1四半期と比較して、すべての指標は緑色です。昨年または前四半期と比較して、より多くのドルが取引され、買い手と売り手の数が増加し、アクティブなウィークリーウォレットの数が増加しました。
引用:Here’s our 2021 NFT Q2 report!
買い手の数も順調に上昇していることから、NFT市場拡大に期待がかかっています。
唯一性のあるデジタル資産を作れる
NFTアートは「ブロックチェーン」技術を利用していますが、唯一性のあるデジタル資産として生き残り続けることができます。
ブロックチェーンは「唯一性のあるデータ」として知られており、改ざんができません。
そのため、第三者が偽物を制作したとしても「偽物だ!」と一目で見分けることができてしまうのです。
今までは盗作されてもわからないということが多かったのですが、NFTアートはそれが0%になっています。
なんでもNFTアートにすることができる
NFTアートは際限なく制作することができ、
- デジタルアート
- 芸術作品
- ゲームのアイテム(バーチャル通貨、アバター、スキン、武器)
- デジタルトレーディングカード(NBAが有名)
- バーチャル上の土地
- スポーツや映画、アニメの短時間の動画
など、素材は著作権を侵害していなければなんでもOK。
適当に描いた絵ですらNFTアートとして販売することが可能なんです。
この参入障壁の低さがNFTアートの人気に火をつけたといっても過言ではありません。
NFTアートが高額落札されている
後にご紹介しますが、NFTアートは海外で億単位で落札されています。
ただのデジタルアートなのですが、それに価値を感じて億単位のお金が世界中で動いているのです。
庶民には「なんだこれ?」と思うようなものでも、富裕層には価値があるように感じるようですね。
この謎についてはまだまだ解明されていないので、妙な魅力もあります。
NFTアート市場の将来性がある
コインチェックが公表した試算によると、暗号資産の市場価値は2030年段階で約5,430億円になるといわれています。
海外ではNFTアートを売買できるプラットフォームがどんどん整備されており、ユーザーもうなぎ上り状態。
日本ではまだコインチェックくらいしかNFTアートを売買できるプラットフォームがありませんが、今後どんどんサービスが展開されてくることでしょう。
SBIなどはNFTアートオークションを開催しているようなので、日本でも徐々に浸透してきていることを示していますね。
NFTアートが落札された例はある?
では実際にNFTアートがどのような価格で落札されているのかを見ていきましょう。
海外では10億円レベルでお金が動いている現状がありますよ!
①Ocean Frontが6.5億円で落札
#everyday #cinema4d – OCEAN FRONT pic.twitter.com/KEUbQ0Sskw
— beeple (@beeple) March 24, 2019
一見するとただの絵なのですが、これが約6.5億円で落札されました。
地球環境変化を期待して描かれた作品なのですが、合計で7.2億円を調達しており非営利団体の「Open Earth Foundation」に寄付されたといいます。
②Crossrodasが7億円で落札
CROSSROAD
By @beepleThe #1/1 from beeple's first NG drop has just resold on the secondary market for $6.6 million.
History has just been made.
Congrats to beeple and of course to @pablorfraile for the sale. pic.twitter.com/mTYG4VABSw
— Nifty Gateway (@niftygateway) February 25, 2021
前アメリカ合衆国大統領だったトランプ大統領を風刺した数秒の動画になっています。
これが2021年2月に約7億円で落札されています。
もともとは600万円ほどで落札されたのですが、大統領選挙の結果一気に100倍以上の価値に跳ね上がりました。
③Everydays—The First 5000 Daysが75億円で落札
Christie's is proud to offer "Everydays – The First 5000 Days" by @beeple as the first purely digital work of art ever offered by a major auction house. Bidding will be open from Feb 25-Mar 11.
Learn more here https://t.co/srx95HCE0o | NFT issued in partnership w/ @makersplaceco pic.twitter.com/zymq2DSjy7
— Christie's (@ChristiesInc) February 16, 2021
2007年5月1日から毎日1枚ずつ絵を描き続け、合計5,000枚の絵を1つのデジタルアートとしてNFTアートに仕立て上げた作品です。
これは「Everydays—The First 5000 Days」と呼ばれ、総額75億円で落札。
まとめ
今回はNFTアートについて見ていきました。
まだまだ市場が不安定でNFTアートの価格が急上昇したり、価値が無いのに価格が付いてしまったりなど色々あります。
今後NFTアート市場は拡大していき稼げる人が増えていくとのことなので、今のうちにNFTアート市場に参入しておきましょう!